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知ってた?贈与された住宅の一部を『非課税』にする方法

『住宅資金資金の特例』という言葉は知っていますか?

 

【 住宅資金資金の特例 】

2015/1/1〜2020/6/30までに父母・祖父母から住宅を贈与された人が、受け取った翌年の3/15までに贈与税の申告をした場合、贈与税の一部が『非課税』になるもの。

 

つまり、父母・祖父母から贈与された住宅であれば、贈与税を大幅カットできる

特例です。

 

この特例を使って自分の贈与税がいくら減るかを分かりやすく解説します♫

 

 

1.非課税枠は2種類あります

 

住宅の財産を贈与する場合には、2種類の非課税枠を活用することができます。 

 1つ目は、贈与税の基礎控除である110万円の非課税枠です。これは1月1日〜12月31日の周期で1年間ごとに与えられる非課税枠です。 

 2つ目は、住宅取得等資金の特例によるもので、住宅を贈与する場合のみ与えられる非課税枠です。

 

贈与する住宅が省エネ、耐震、バリアフリーなどが充実していると判断された住宅:1500万円

上記以外の一般的な住宅:1000万円

 

の非課税枠が与えられます。


まずはご自身の非課税額を把握してください。

 

 

2.住宅の評価額を出す

 

次に、自分が贈与する住宅の評価額を知る必要があります。

この金額によって贈与税が決まりますので、必ず行ってください。

 

※住宅の評価額を簡単に出す方法は下に記載してあります。

 

 

 3.課税対象額を速算表に当てはめる

 

贈与税の課税対象となる金額はいくらなのかを計算します。 

「住宅の評価額」から、最初に算出した「非課税額」を引いた金額が「課税対象額」になります。 
その金額を以下の速算表に当てはめて税率控除額を調べてみてください。 

(課税対象額)×(税率)-(控除額)= 贈与税 

という計算式で、贈与税を計算することができます。

 

 


課税対象額が500万円であれば、500 × 0.10 - 30 = 贈与税
という計算になりますので、贈与税は70万円になりますね。

 

 4.不動産の評価額を2分で出す方法

 

贈与税の計算で最も面倒なのが、贈与する住宅の評価額を出すことです。 
通常であれば、税理士さん査定業者さんに評価をしてもらうのですが、時間もお金もかかってしまいます。 

しかし、ネットで不動産の無料査定ができるサイトを使えば、2分もかからずに評価額を出すことができます。 

イエウール」という不動産の無料査定サイトなのですが、こちらで住宅の情報を入力すればすぐに評価額を知らせてくれます。 

「机上査定」を選択すれば、不動産会社が評価額をすぐにお知らせしてくれますので、査定方法の選択のときに机上査定を選んでください。




イエウールで住宅の評価額を調べて、贈与税がいくらなのかを計算してみてくださいね。